今回は、総集編的な感じで、背をグングン伸ばす上で大切な知識を30個ほど豆知識形式にでご紹介していきます。
各項目について別記事で深く掘り下げている項目もありますので、気になる項目があればチェックしてみてください。
1:背を伸ばすために必要な3要素「運動」「栄養」「睡眠」の成長三角形のバランスを整えるべし!
巷にはいろんな身長法が溢れておりますが、まずはこの3つを大切にしてください。
大切なのは「運動」で「骨」に縦方向の刺激を与え、「成長ホルモン」の分泌を促す。
「食事」をしっかり取って、成長に必要な「栄養素」を摂取する
「睡眠」で「成長ホルモン」の分泌を促す。
とにかくこの3つのバランスのバランスが最も重要であり、基礎となります。
この基礎の上に足りない栄養があれば、サプリメントなどで補給していくことが重要になります。
2:親の背が低くても、「後天的」に背を伸ばすことは十分に可能
確かに、身長は両親の遺伝を色濃く引き継ぎます。
それほど遺伝的要因というのは、背を伸ばすうえで重要な要素になります。
しかし、それ以上に大切なことは「後天的要因」になります。
すなわち「生活習慣」になります。
両親の遺伝で背が低いことを嘆く暇があったら、「運動・栄養・睡眠」など生活習慣をしっかり整えることで、しっかり「身長の成長」に必要な環境を整えましょう。
3:「後天的要因」で身長を伸ばすために大切なのは「4歳」までの身長
ここはとても大切ですが、「後天的要因」で身長を伸ばす上で大切なのは「4歳」までの身長です。
この時にしっかり「栄養」「睡眠」を取っておくことが重要になります。
この時の身長差がそのまま最終身長に大きく影響します。
管理人の体験談
余談ですが、運営者の私自身、生まれつきアトピーで睡眠も食事も幼少期なかなか取れず、幼稚園の頃には周囲と一回り身長差が離れてしまいました。
この時点で10㎝以上身長差があり、その後小学生や、中学生などはみな等しく身長は伸び率は普通に背は伸びました。
4歳までの段階では自分でコントロールできる年代ではありませんので、両親がしっかり成長によい環境を整える必要があります。
4:背が伸びるのは、通常高校2年生くらいまで!
身長が伸びる時期っていつまでか気になりますよね。
もちろん個人差はありますが、一般的には高校2年生くらいまでと言われております。
ただし20歳を超えても背が伸びた事例などもあるので、最後の最後まであきらめずに効果的な成長習慣を続けることが重要です。
5:手のレントゲンを撮影すれば、まだ背が伸びるかわかる
子どもの骨は大人と異なり、「骨端線」が存在します。
この骨端線の度合いによって、あとどれくらい背が伸びるかなどがわかります。
もし子どもが怪我などをして、整形外科でレントゲンを撮る機会があったら医師に聞いてみましょう。
整形外科の先生はたくさんのレントゲンで骨の写真を見ているので、簡単な指標を教えてくれたりします。
ただし、完ぺきではないので、あくまで参考程度に聞くくらいのつもりでよいでしょう。
5:背が伸びる時期を知りたければ「成長曲線」をつけるべし!
身長の伸び率を表した、「成長速度曲線」というものがあります。
日本は世界でも有数なほど身体測定が多い国です。
それだけ統計データも揃っております。
人間の成長率というのは、おおむね統計値としてデータ化できるものです。
「成長速度曲線」をつけることで、今後の自分の身長の伸びというものはある程度予測することができます。
7:太りすぎは背の伸びが悪くなる
ズバリ肥満体型は「成長ホルモン」の分泌を阻害してしまうためです。
脂肪の増加は背を伸ばすうえで大切なホルモン『テストステロン』を減らしてしまいます。
また肥満児の子どもは、スナック菓子などを大量に食べる傾向にあり、それはすなわち食品添加物の摂りすぎにつながります。
体外から添加物を排出するために体の成長に必要なミネラルを奪ってしまいます。
そのため、見た目は肥満でも実は「栄養不足」なのです。
しかも通常の食事量は少なくなってしまう悪習慣になりえます。
8:少食は身長が伸びない。
これは当たり前といえば当たり前ですね。
たくさん食べる方がもちろん背が伸びます。
子供が少食だとなかなか大変だと思いますが、工夫して食事量が増えるようにしたいですね。
9:筋トレをすると背が伸びやすくなる。
多くの人が勘違いしておりますが、筋トレをすると背が伸びなくなるときいたことありませんか?
確かに筋トレのやりすぎは骨や関節を痛めるリスクがあります。
しかし正しく、筋トレをすれば、運動による「成長ホルモン」の分泌が期待できます。
成長ホルモンは背を伸ばす上で最重要項目です。
大人になって、筋肉がつくのは、筋トレによって、「大量の成長ホルモン」が出ているためです。
ただし、無理なしごきやトレーニングは骨や関節を痛めて逆効果になる可能性があります。
そのため何事もバランスを大切にしてください。
子供が無我夢中でスポーツや部活などに打ち込んでいる場合はそれをサポートするような栄養のある食事などでサポートするとよいでしょう。
また運動をして、体がくたくたになると、泥のように眠ることができます。
深い睡眠はより一層の成長ホルモンを分泌させてくれます。
10:牛乳を飲んでも身長アップに大きな効果はない
牛乳を飲めば、身長が伸びる!!
まさに私の子どもの頃は牛乳神話でした。
毎日1リットル飲めば身長が伸びると言われておりました。
牛乳の飲み過ぎはアレルギー発症の原因になりえますし、背を伸ばすために必要な栄養は「カルシウム」ではありません。
カルシウムは骨の強度を上げるために重要ですが、それ以上に重要な要素があります。
「肉」や「大豆」から摂取できる「タンパク質」の方が重要です。
11:バレーやバスケは確かに身長が伸びやすい
成長期に必要な運動の要素として、「骨に縦方向の刺激を加えること」があります。
バレーやバスケはジャンプをよくしますので、身長が伸びやすいスポーツと言えるでしょう。
また下半身の筋肉に負荷をかけた方が「成長ホルモン」は出やすくなります。
ただし、膝などを痛めやすい競技でもありますので、もし痛みが出るような場合であれば、すぐに医師に相談してみましょう。
また身長のためだけにスポーツを選んでも面白くないので、子どもが好きなスポーツに専念させてあげる方がいいと思います。
12:膝が痛くなる「成長痛」は身長の伸びに関係ない
膝が痛くなる「成長痛」はいわゆる「オスグッド・シュラッター」といい、いわゆる「スポーツ障害」です。
この症状が出たら、すぐに医師の元で適切な処置を受けましょう。
この時期に無理をすると、身長が伸びにくくなってしまうかもしれません。
13:声変わりが始まると、伸びのピークはすぎたことになる
男の子であれば、「声変わり」、女の子であれば「月経」が始まると、「思春期・成長期」の終わりに近づいたといっていいでしょう。
この時期は「身長の伸び」も大切ですが、と男女別性差に応じた体になります。
そのため、思春期の終わりに近づくと、骨自体が大人の骨になろうとして「骨端線」が消えてしまうようになります。
声変わりや月経などの始まりは身長の伸びもラストスパートに近づいた目安にしてもいいでしょう。
14:「早熟」は身長の伸びが早く止まる。
早すぎる「早熟」は、本来伸びるはずの身長の伸びを止め、早く大人の骨格にしてしまいます。
「後天的」に身長を伸ばそうためには、いかに「思春期・成長期」を遅らせるかが鍵になります。
15:家庭環境が悪いと「早熟」してしまう傾向にある
両親の仲が不仲で、家庭環境が悪いと子どもはストレスを感じます。
子どもの無意識化で、「早く大人にならなければ!」と思うため、「早熟」になりやすいのです。
16:運動不足は身長が伸びにくくなる。
運動不足は、体の血流が悪くなるため、摂取した栄養を全身に運びにくくなります。
運動することで成長ホルモンが大量に分泌されますが、運動をしないと成長ホルモンも出にくくなります。
さらに日中の運動量が少ないと疲れてないので、夜の寝つきも悪くなり悪循環になります。
現代はゲームやYouTubeなど誘惑が多いですが、しっかり体を動かす習慣を作る必要があります。
17:「寝る子は育つ」は本当!
誤った身長神話がたくさんありますが、「寝る子は育つ」は本当です。
「睡眠」は身長を伸ばす上で大切な「成長ホルモン」の分泌を促してくれます。
繰り返しになりますが、日中しっかり運動をすることで成長ホルモンが分泌し、よく眠ることでさらに成長ホルモンが出ます。
18:小学生は9時間以上睡眠をとったほうがいい。
現代では、平気で夜遅くに子どもをつれ出している親がいます。
しかし背を伸ばす上ではかなりの悪影響です。
子どもは夜更かししていいんだという習慣になってしまう可能性があります。
習慣はその後の行動に大きく影響します。
幼少期にしっかり睡眠をとる習慣を作っておくことが重要になります。
ぐっすり眠るコツは日中しっかり体を動かしてくたくたになって泥のように眠ることです。
19:パソコン・スマホの光は「睡眠」の大敵
これもテクノロジー進化の弊害かもしれません。
パソコンやスマホの光は「睡眠」の大敵です。
寝る直前にスマホなどの光を見ると眠りにくくなってしまいます。
少なくとも寝る30分以上前は、スマホやパソコン、ゲームなどの画面から離れることが重要になります。
20:寝る時間が遅いと「早熟」になる。
先にも述べました「早熟」は必要以上に早く大人の体にしてしまうため、身長の伸びが早く止まってしまいます。
睡眠時間が短くなると、眠りを誘うホルモン「メラトニン」の量が少なくなり、早熟を招きやすくなります。
21:昼寝はオッケーだが、夕寝はさせないほうがいい。
短い昼寝でも、「成長ホルモン」が分泌されるため、身長アップには効果があります。
ただし、夕方寝てしまうと、一番大切な夜に寝付けなくなるんで、逆効果になります。
保育園などで昼寝があるのは非常に理にかなっております。
10~60分程度、昼寝をする時間を作ってもいいでしょう。
これまた余談ですが、『力士』もちゃんこ鍋でしっかり栄養を取り、その後昼寝をすることで常人では考えられないような肉体を作りあげます。
短時間でも昼寝することで脳がリセットされますし、成長ホルモンも分泌されます。
22:「寝なさい!」と言っても聞かない子どもはまず親が実践すべき!
子どもは思うようにいうことを聞いてくれないものです。
親が当たり前のように実際に実践することで、子どももそれを常識と捉え、行動するようになります。
子どもは最も身近な親の行動を見ており、常識とします。
自然と寝る習慣をつけるには、両親が率先して健康的な生活を送る必要があります。
23:「成長ホルモン」とは身長を伸ばす『魔法の薬』である。
背を伸ばす魔法の薬があるとすれば、「成長ホルモン」です。
成長ホルモンをいかにして出すかが、身長アップ、肉体作りの鍵になります。
24:ストレスが多いと「成長ホルモン」が出ない。
これは脳のメカニズムになります。
「成長ホルモン」が出る脳下垂体は「ストレス」を受けた時にダメージを与えてしまいます。
子どもの新学期や引越しなどで、急に身長が伸びなくなる場合は「ストレス」の影響かもしれません。
また低身長を悩みすぎたりしても、そのストレスが引き金になって伸びにくくなってしまいます。
背を伸ばすためには、いろいろな方法があります。
悩みや辛い気持ちはわかりますが、前を向いて今できることにポジティブに取り組むようにしましょう!
逆にストレスが取り除かれた瞬間、急激に背が伸び始めるケースもあります。
25:背を伸ばすために一番大切な栄養はカルシウムではなく、「タンパク質」
カルシウムは骨の材料になりますが、身長を伸ばす上で大切なのは、「骨端線」にあるコローゲンへ栄養を送ること。
コラーゲンには「タンパク質」が必要です。
身長を伸ばすうえで最も大切な栄養素は「タンパク質」になります。
26:カルシウムだけとっても意味がないビタミンDも摂りましょう。
一番必要な栄養は「タンパク質」ですが、当然カルシウムも大切です。
しかし、カルシウムを十分に吸収させるためには「ビタミンD」のバランスが大切です。
ビタミンDは
- 普段の食事のバランス
- 太陽の光を浴びること
で生成されます。
外で遊んで、しっかり栄養バランスの良い食事をとりましょう。
27:成長期のダイエットは、身長以外にも悪影響がある。
成長期の女の子が無理なダイエットをすると、貧血と疲労骨折の心配があります。
食べないダイエットでは、身長はおろかすでにある筋肉量を減らしてしまいます。
筋肉量の低下はすなわち、基礎代謝の低下に繋がり太りやすい体になるため逆効果です。
また肥満の場合は、食べないダイエットでなく、食べるダイエットをしましょう。
大切なことはタンパク質の摂取と、運動です。
年齢に関係なく、健康的な肉体づくりには王道となる行動しかありません。
もし食事制限をするならば、チョコやポテトチップスなどのお菓子を食べず、通常の食事はしっかりとるようにしましょう。
28:野菜嫌いは身長の伸びに影響する。
身長を伸ばす上で大切なのは上記にあげた「タンパク質」や「カルシウム」だけではありません。
「微量栄養素」も非常に重要です。
野菜から取れる栄養も身長に影響をします。
29:身長アップに大切な「隠れ栄養素」は「亜鉛」と「アルギニン」
あまり知られておりませんが、「亜鉛」と「アルギニン」は身長アップにとても大切な栄養素。
しかし、インスタント食品やスナック菓子を食べ過ぎると、体外に排出されてしまいます。
食事のバランスには気をつけましょう。
30:身長を伸ばす魔法はない
これさえあれば、身長を劇的に伸ばす魔法の薬は存在しません。
しいていうのであれば、「成長ホルモン」が魔法の薬になります。
「プロテイン」や「サプリメント」は確かに手軽に必要な栄養を摂ることができます。
しかし、それだけで身長が伸びるわけではありません。
あくまで「運動」「栄養」「睡眠」のバランスを大切にした上で、足りない場合やその補助として、使うようにしましょう。
その基礎基本ができた上で上手にサプリメントを活用することで最大限の効果を発揮します。
まとめ
今回は総集編ということで、駆け足で解説しました。
もっと具体的に知りたい方はこれまでの連載記事をチェックしてみてください。