身長を伸ばす上で「運動」はとても大切な要素になります。
運動をすることで、筋肉をはじめとし全身に刺激を与えることができます。
身長を伸ばす上で大切なことは、骨に働きかけて身長を伸ばしてくれる働きをする「成長ホルモン」を十分に分泌させることがとても重要になります。
【俗説】筋トレしすぎると、身長が伸びなくなるは嘘!
よく運動しすぎ、筋トレしすぎだと「筋肉がつきすぎて身長を伸ばすことを阻害してしまう。」と心配している方がいますが、そんなことはありません。
正しく筋トレをすることで、「成長ホルモン」はたくさん分泌されるため、明らかに身長を伸ばす上ではプラスに働いてくれます。
筋トレによる重量のストレスが筋肉や骨に加わることで、脳はそれに反応して、「成長ホルモン」を分泌してくれるのです。
「筋トレ」で、成長に重要な「成長ホルモン」が出る。
「成長ホルモン」の役割は、全身のあらゆる細胞ん働きかけ、体の成長を促してくれます。
それは、筋肉のみならず、皮膚や神経などのあらゆる組織、そして何より身長を伸ばす上で最も大切な「骨を伸ばす」役割をしてくれます。
筋トレをすることで、体の巡りがよくなる。
筋トレなど運動をすることで、全身をくまなく使うことになります。
運動で関節などを隅々まで動かすことで、関節にも栄養が行き渡り、また運動をすることで、体の隅々まで「毛細血管」が張り巡らされます。
運動のあとはストレッチで体の柔軟性と関節をほぐし、より巡りがいい体をつくりましょう。
よく運動した状態で食事や栄養補助食品から「栄養」を補給し、全身の隅々まで送ってあげることができるのです。
【注意点】筋トレや運動で関節を痛めることに注意
ただし激しい運動や高強度のトレーニングで骨や関節を痛めるほど追い込んでしまった場合は逆効果になりかねません。
子供の骨は大人の完成された骨格と異なり、「骨端線」があります。
中学生くらいまでは、腕立て伏せなど自分の体重を活かして筋力トレーニングをすることがおすすめです。
私が中学生だったらこんな筋トレをする
- 腕立て伏せ:30回×5セット
- 懸垂:10回×5セット
- 足上げ腹筋:50回×5セット
- スクワット:50回×5セット
こんな感じで自重トレーニングを週に2~3回程度行います。
腕立て伏せの回数などは自分の成長に応じて回数やセット数を増やしていきます。
私が消防士を務めていた時は腕立て1日1000回くらいならよくやってました。
さらにこの筋トレに加えて、中学時代興味を持った運動部に所属して日常的に体を動かす習慣を形成します。
スクワットで下半身を鍛えると「成長ホルモン」が出やすい
特に重視するのは、土台となる足腰のトレーニングです。
筋トレをすることで成長ホルモンが出ることをお伝えしましたが、その中でも下半身の筋トレが効果的です。
人間の筋肉は、その大部分が足やお尻、腰などに集中しております。
筋トレで、低身長のコンプレックスを打破しろ!
さらに筋トレをすることで、もうひとつ大きなものを手に入れることができます。
それは肉体の変化と「心の変化」です。
身長が低いと何をやるにしても自信が持てない人もいると思います。
私自身、少し出しゃばっただけで「チビの癖に」などと言われることが怖くてたまりませんでした。
同級生など悪気なく言うことがこちらの心と積極性を奪ってしまうのです。
そしていつしか、悪意ある言葉が自分の中で繰り返され自分で自分を制限してしまうのです。
しかし、その作り出した壁を壊すことはあなた自身にしかできません。
一番のおすすめは筋トレをすることです。
筋トレをすることで、自分の体力や体の変化が現れれば、間違いなく自信につながります。
身長の伸びとして現れることは、人それぞれ個人差がありますので、自分でコントロールすることは難しいです。
しかし、筋トレで体力をつけることで体を変化させることは難しくありません。
まだ低身長でもデカい奴らに負けないくらいの運動能力を誇っていた方が間違いなくかっこいいです。
そして先にも説明したように、筋トレ習慣は成長ホルモンが大量に分泌します。
しかるべきタイミングで、身長の伸びにも効果的に作用してくれるはずです。
今、自分でコントロールできる運動習慣をはじめとして自分で「本物の自信」を勝ち取りましょう!
まさに「筋肉は最強の心の鎧」になるのです。
大人になっても「成長ホルモン」が大切!
- 筋肉量が増える
- 体の代謝が良くなる
- 痩せやすい体になる
- アンチエイジングの効果で若々しくなる
思春期や成長期が「成長ホルモン」分泌のピークにはなりますが、「成長ホルモン」自体は年齢を重ねても大変重要な働きをしてくれます。
20歳以降は、骨の成長自体は止まりますが、筋トレをすることで「成長ホルモン」が分泌します。
子どもはもともと「成長ホルモン」の分泌が多く、骨の成長も盛んですが、筋トレをすることでさらに効率的に「成長ホルモン」の分泌量を増やすことができます。
筋トレをする上での注意点
ただし、なんでもかんでも運動しまくれば良いというわけではなく、あくまで適度な運動が大切になります。
子どもの意志に明らかに反するような「しごき」は当然よくありません。
また「筋トレ」がいくら成長ホルモンの分泌によいからといって、明らかに無茶な運動や負荷を与えてしまうと、関節そのものや靭帯や腱を痛めてしまいます。
そうなると本末転倒で、身長アップに逆効果になってしまいます。
単純に「成長ホルモン」を分泌させることにフォーカスするのであれば、今はやりの「加圧トレーニング」や「スロートレーニング」が関節に優しく、「成長ホルモン」を大量に分泌させてくれる運動になります。(怪我のリハビリにも最適)
「加圧トレーニング」も「スロートレーニング」も「脳のメカニズム」をうまく活用することで、通常の筋トレ以上に「成長ホルモン」を分泌させてくれます。
その効果は一説には290倍近い成長ホルモンが出ると言われております。
実際に、運動をする場合は、正式なトレーナーから学ばないと、効果が半減してしまうばかりか、身体に重大な悪影響を与えかねませんので注意してください。
必要な正しい知識と行動になります。
スロートレーニングの動画
加圧トレーニングの動画
運動をすることで「骨」が刺激され、効率よくカルシウムが吸収される。
骨は「代謝」し、常に生まれ変わっています。
「破骨細胞」と「骨芽細胞」の2種類があり、それらが相互に骨を壊し、新しく骨を作ることをしてくれています。
骨の中では、常に破壊と合成を繰り返しながら、常に骨を再構築してくれているのです。
成長期において、骨は「骨芽細胞」の働きが活発になり、どんどん骨がせいちょうしてくれます。
この時期に、骨は
「縦方向に力が加わると、カルシウムを取り込もうとする働き」
をしてくれます。
すなわち、歩いたり走ったり、ジャンプしたりと、地面からの反力を受けることで、骨は縦方向に圧力がかかります。
その圧力で「骨芽細胞」による骨の合成が活発になって、骨が強化され、成長するのです。
またその時に、大量の「カルシウム」が必要になります。
逆に運動をあまりせずに、日常の負荷が少ない状態ですと、骨の密度はどんどん弱くなってしまいます。
宇宙飛行士の例
宇宙飛行士が良い例ですが、重力のない宇宙空間で数日過ごすだけでも、骨密度ががくんと減少してしまいます。
そのため、宇宙飛行士は艦内でも時間をかけて厳しい筋トレをするのです。
運動しないと、カルシウムが効率よく吸収されない。
身長を伸ばす上で大切な栄養素である「カルシウム」
しかし、しっかり運動をして骨に負荷をかけている状態でなければ、効率よくカルシウムが体内に吸収してくれることはありません。
ただ闇雲にカルシウムのサプリを取っても、尿になって流れてしまいます。
筋トレや運動といっても、特に重いバーベルを持ち上げる必要はなく、自分の体重を使って思いっきり遊んだり、スポーツをすることで十分です。
身長を伸ばすのに役に立つスポーツ
バスケやバレーなどは特に、ジャンプをする機会が多く、骨と筋肉が大きな負荷や刺激を与えやすいため身長が伸びやすいスポーツと言えます。
(ただし、関節を痛めやすくもありますが・・・)
逆に水泳は、筋力をアップさせる上ではとても素晴らしいのですが、水中で骨への負担は少なくなりやすいです。
これは逆に大きな怪我を防ぐ意味ではとてもいいと思います。
どんなスポーツにもメリット・デメリットやリスクはあります。
子どもややりたいスポーツや運動があれば積極的にやらせてあげて、あとは日常でたくさん遊ぶ機会があれば十分です。