朝と夜で身長が違う!?その理由とは?
おそらく多くの方がご存じだと思いますが、実は朝と夜では身長が異なります。
特に若い子供の方がその傾向が顕著に現れ、朝と夜では身長が1〜2cm違う場合があります。
理由は「骨と骨の隙間」にあります
1日重力にさらされる体は、骨と骨の間にある隙間が日中の活動で縮まってしまいます。
そして夜、睡眠をとることで重力から解放され、また元の骨と骨の間隔が元に戻るのです。
特に重力の影響を受けるのが「背骨」になります。
背骨には、24個の椎骨が連なって出来ております。
そしてこの椎骨と椎骨の間には「椎間板」という軟骨が存在しております。
この「椎間板」には、骨と骨をつなぐクッションの役割をしております。
椎間板は背骨にかかる衝撃を吸収してくれたり、体を自由自在に操るために重要な役割をしてくれるのです。
そして背骨の椎間板以外にも、全身にある骨と骨をつなぐために「関節」が存在しており、背骨でいう「椎間板」の役割を担うための軟骨が存在しているのです。
骨と骨にある軟骨は「クッション」の役割をしてくれるため、日中の活動で様々な衝撃を吸収したり、体の重みを受けることで水分が抜け出したりなどして、縮まってしまいます。
椎間板の数が23個あり、それらが仮に1mmずつ縮んでしまうだけでも、約2cmほど身長が縮まってしまうことになります。
そのため、朝と夜とでは、身長が異なるわけです。
猫背の弊害
特に直してもらいたいのが「猫背」です。
「猫背」は単純に見栄えが悪いというだけでなく、「身長の伸び」や「精神面」「免疫力」の面でもデメリットがあります。
身体の中で最も重要な背骨が歪むことで、日常摂取できる食事からの「栄養」と成長ホルモンの分泌を促してくれる「運動」による効果の恩恵を存分に受けることができにくくなってしまいます。
ストレッチで体を伸ばし、背骨を整えることの重要性。
ストレッチで身長が伸びやすい体になる
日常生活でも、知らないうちに背骨に負担がかかり、背骨が縮んだり、ゆがんだりしてしまいます。
そのため、「背骨を正しい状態にしておくこと」は身長を伸ばしやすくなると言えるのです。
ストレッチは、筋肉をほぐすことによって、それに付随する骨自体も整えてくれます。
硬くなりすぎた筋肉は、体を歪めてしまうだけでなく、血行も悪くなってしまいますので、栄養も行き届きにくくなってしまいます。
特に「運動」に打ち込んでいる子どもに対しては、しっかりとストレッチを指導し、マッサージなどもしてあげたいものです。
あのイチローも毎日マッサージをしてもらっていた!
余談になりますが、野球選手のイチローも365日、毎日4時間以上の練習を積み、夜は父親に毎日マッサージをしてもらっていたそうです。
特に有名なのが足裏のマッサージで、イチロー選手は土踏まずの筋肉が発達しすぎて、足の裏が真っ平らになっているそうです。
激しい運動は、筋肉に乳酸を溜めてしまいます。
この乳酸が「成長ホルモン」と深い関係があるのですが、あまり「乳酸」を溜めた状態では血流が悪くなります。
骨と筋肉が結びついて、体を動かしていること
そして、血液や神経・リンパといったすべての流れが体に存在していることを感じながら、人の体は構成されていることを認識した上で、「ストレッチ」をすることがとても重要になります。
元気な子どもの寝相が悪いわけ
こうして重力にさらされ縮まってしまう身長を整える上で大切なのが、睡眠とストレッチです。
人は睡眠中、体を横にすることで日中の活動で疲れた脳と体の疲れを癒します。
そして、日中の活動で歪んだ身体を寝返りなどで整えることで、身体をリセットしてくれるのです。
よく遊ぶ子供の寝相が悪いのは、1日遊び動き回った身体が歪むため、それを寝ている間に整えてくれているのです。
まさに睡眠は自然の整体といえるでしょう。
また睡眠は大量の成長ホルモンを分泌してくれます。
日中の活動で質の良い睡眠を行えるよう生活習慣を整えることがとても大切になります。
背が高い子どもは実践している?ストレッチで身体と背骨を整える
また、同時に大切になるのが、日中「ストレッチ」をしてしっかりと「身体を伸ばし、背骨を整えること」です。
先に述べた日中の活動による身長の低下はそれ自体は別に悪いことではありません。
とても自然な現象です。
しかし、本当に大切なことは、身長を伸ばす上で、大切な「背骨」をしっかりと整えておくことになります。
日頃から姿勢が悪いと、本来であれば均等に骨にかかる負担が変わってきてしまい、特定の骨と椎間板に負担がかかってしまいます。
それでは、将来を見越した時に、腰痛や怪我の原因になりえます。
また「身長」を伸ばす上で正しい位置に骨が整体だれている方が当然、「栄養」「運動」の効果が得られやすくなるのです。
ぶら下がり健康器で背が伸びる??
昔、ぶら下がり健康器が流行しましたが、本当に身長が伸びるのでしょうか?
ぶら下がり健康器を使うことで日中、自然と縮んでしまう椎間板の隙間を広げることができます。
しかし直接効果があるというわけではありませんが、姿勢を改善する上ではとても効果的です。
ぶら下がり健康器やストレッチなどで姿勢を整えることで、間接的に身長アップに効果的な肉体づくりをすることが可能になります。
【胸腺】姿勢が免疫力に影響を及ぼす。
少しマニアックな話なのですが、胸の中心に「胸腺」という免疫力を司る器官があり、それが「猫背」の状態では十分に機能してくません。
「胸腺」がしっかり働かないければ、「免疫力」も落ちてしまうということです。
様々な健康上のことを加味した上でも、身長を伸ばす上で、「姿勢」を整えておくことの重要性、そして体を整えるために「ストレッチ」などを習慣づけておくことが大切と言えるでしょう。
以下の本と動画が参考になりますので、気になった方はまず正しい「知識」から学ぶことをおすすめします。
身長が伸びる!?姿勢改善ストレッチ
現在では、インターネットで様々なストレッチ方法が紹介されております。
運動や部活など人それぞれケアする部位が異なると思いますので、研究してみることをおすすめします。
【まとめ】姿勢を整えれば身長アップに効果あり!
というわけで、姿勢の重要性についてお話しさせていただきました。
身長を伸ばす上で大切な3要素は「運動」「栄養」「睡眠」で生活習慣を整え、いかにして「成長ホルモン」を分泌させるかが鍵になりますが、「姿勢」もとても重要な要素になってきます。
また子どもの頃の習慣は大人になっても引き継ぎますので、将来の怪我や病気を事前に防ぐという意味でも、早くから真剣に取り組むべきことです。